財布というより、ひとつの表面として先に目に入る。

金属のようにも見える灰色だが、冷たいだけではない。光の当たり方で鈍く沈み、ふとした角度でだけ輪郭がやわらかく浮く。その揺れ方が気になって、選品の棚に置いてみたくなった。

容量や機能はもちろん道具として大切だが、それだけで残るものではないと思う。長く手元に置かれる物には、使いやすさとは別に、触れたときの静けさや、視線を引きとめる面の強さがある。この財布にも、そういう種類の落ち着きがある。

ここではまず、物としての気配を置く。取引そのものは、リンク先のメルカリ内で完結する。